要介護認定の申請をすると、市町村の認定調査員による認定調査(訪問調査)があります。
原則、1名の認定調査員が1回で認定調査を終了することとしています。
認定調査は、あらかじめ決めておいた日時に、本人の自宅または入院中の病院や入所中の施設等に認定調査員が訪問し、時間にすると30分~1時間程度かけて、本人の心身の状態等を確認します。
その際、介護にあたる家族や施設職員等は、本人の普段の様子をできるだけ正確に伝えるために同席するようにしましょう。
調査項目は主に3つから構成され、
概況調査(家族状況、居住環境、日常的に使用する機器、器械の有無等)、
基本調査(74項目)、
特記事項(基本調査では把握できない本人の状況を正確に把握するため、
必要に応じて付け加えるべきことや重要と感じたことを
具体的に記載する)があります。
<認定調査のポイント>
認定調査と聞くと、堅苦しく感じてしまうかと思います。
考え方としては、本人の普段の様子や介護者の気持ちを認定調査員に聞いてもらうと思うと、少しは話しやすいかと思います。
本人も初対面の認定調査員ですので、不安や緊張からうまく伝えることができなかったり、できないことが恥ずかしく感じてしまい「できる」と言ってしまったりしてしまう場合もあるようです。
また、認定調査の時間も30分~1時間程度と限られていますので、本人の普段の様子をメモに書き留めておくと、より正確な情報を伝えやすくなります。
そして、介護者の困っていることや相談したいこと等もメモしておき、遠慮せず伝えましょう。
この認定調査では、普段の様子によって必要な介護のサービスを決めることが目的なので、無理せず普段通りの様子を見てもらうことが大切になります。